friioからPS3にリアルタイムで出力できた

PS3を買ったからとて、ゲームソフトは4本程度しか持っておらず、ゲームに興じたのは購入してから半年くらいの間で、今では専らDVD/DLNAプレイヤーとして利用している。アップスケーリングが綺麗だと言われているが、DLNA経由の動画は自動でアップスケーリングされてしまうらしく、DVDでしか簡単にON/OFFすることができない。

以前にFriioも購入して、ネットワーク経由のCAS解除を通した録画を行っていた。いつかやろうと思っていたが、他のDVDレコーダーの故障により、B-CASカードが余ったのでサーバに接続して色々とやってみることにした。

まず、録画関係のツールをubuntuで使えるようにするため、recfriioのコンパイルを行った。recfriioからvlcを経由して、HTTPサーバを立ててみたところ安定しないようだったので、udp出力を行えるrecfriioのソースを拾い、コンパイルをし、vlcでポートを空けてudp受信したところ上手くいった。

しかし、この方法ではPCでしかリアルタイム視聴できず、面白いものではない。そこで、DLNA経由でPS3に転送できないか、考えた。過去に同様の事例が存在しないか検索してみたが、Friioから出力されたMPEG-2 TSをそのままDLNAで転送するような作業を行っている記事は見つからなかった。そこで作業を行うことにした。

今までにいくつかのDLNAサーバを試し、mediatombを利用しているが、このソフトではトランスコード機能を持っており、例えばflvの拡張子を持つファイルをvlcでmpegに変換しつつ送信することで、PS3で再生できないflvも再生することができる。つまり見せかけ上はmpegのファイルを再生したようにしている。

この仕組みを利用する。1.chというファイルを用意し、mediatombのconfig.xmlにおいてch拡張子を適当なmime type”video/channel”に結びつける。”video/channel”のmimeを再生しようとしたときに”recfriio”のトランスコードを開始する。実質はrecfriioを立ち上げ、mediatombの指定する%outにファイルを出力させるようにした。

途中、mediatombのユーザにfriioの使用権限を与える箇所でハマったりしたが、最終的には無事、再生できるようになった。recfriioはPS3でそのまま再生できるMPEG-2 TSを出力するので、特に難しいことは無い。

後は、1.chから7.chまでファイルを作って、チャンネルをファイルから選択できるようにすれば、ひとまずは作業終了だ。PS3で再生することはできた。しかし、Windows7のMediaPlayerで再生することはできなかった。DLNAでTSをそのまま再生できる機器はPS3しか所持していないので、大して面白くない結果だ。

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